まだ私が20歳前後の頃の話2…
今は物欲が減ったし、アレしたいコレしたいって衝動的な行動も落ち着いた私だけど
若い頃ってAをしたいなら、Bを我慢しないと…って自制が効かない気がする。
オシャレもしたければ旅行も行きたい!でも猫も飼いたいしバイクも乗りたい私だった。
全てはお金が無くては成り立たないけれど、クレジットカードやローンがあるからねぇー。
若気の至りってヤツでしょうか? いいえ、若くても賢いコは手を出しませんね!
まぁ無理してバイク買って月々の支払いに苦労し始める。(回数を短くして月々5万の支払い)
昔は今より金利が高かったわけで、サッサと払い終わりたかったので。(言い訳)
そんな貧乏暮らしに追い討ちをかける出来事が…飼い始めたばかりの猫が発病する。
今では猫白血病や猫エイズなど検査するし、ワクチンもあるけど…あの頃は…
獣医は「元々持っていた病気が発病した」と診断し1週間ほどの入院になった。
当時で6万ほどの入院費を現金で支払わなければならず、心理的&経済的な大ダメージ!
居酒屋バイトを増やすも、給料日までまだ10日近くあったある日の夜中の事だ。
猫も居ないボロアパートに帰って玄関の照明を点けようとパチッと…点かない!
先月から電気代が引き落としされないほど、口座がカラカラになってたらしい。
でもガス・水道のインフラはまだ大丈夫で、季節は初秋の頃だったのが救いだった。
コンロの火でキャンドル(奇跡的に誰かから貰った物)に火を灯し、明日支払うと心に誓った。
そんなギリギリ生活に追い詰められて、初キャッシング→リボ払いに手を出してしまったけど。
その後食費も削れるだけ削る、しかしまだ残暑が残る中で仕事中に倒れる大失態にまで・・・
さすがに職場の人に病院に行け!と言われ(お金が惜しくて)仕方なく行けば
医師の診断は「栄養失調」と言われ、このままではイカン!と少しは食生活も改善した。
あの頃は自炊なんて殆どしなかった。近所のホカ弁屋が私のキッチンみたいな感じ。
バイト先は賄付きで、年上の先輩達は呑みに連れて行ってくれて ゴチになるような生活。
でも今思い出しても、当時の彼は貧乏人だったので年上の社会人だったけど
金銭的に奢って貰うとか 何か素敵なプレゼントを貰った記憶は全然無いのが残念だ。
バイクに乗るようになったのも元々従兄弟の影響で興味はあったけど、彼の影響が大きい。
それまでバイクのGPレースの話とか全く無縁の世界だった私には素敵に映ったので…。
まぁ誰でも思いつく願望だけど、タイムマシンがあったら あの頃の自分に会いに行って
「頼むから目を覚まして その男と別れて!」って泣いて頼むかもしれない。
でもきっと自分の事だから解るけど、絶対に言う事を聞いてはくれないだろうとも思う。