回転寿司屋でふと思う…恋愛と結婚

私は婚活パーティーって行った事ないのだけど、回転寿司的なシステムと聞いた事がある。

人生においては人間関係(特に異性関係)は回転寿司みたいな擦れ違いってあるだろうな…。
寿司には皆それぞれ食べたい物があるはず 「先ずはサヨリ、鯵、ホタテに行ってからエンガワ食べようか?」なんて流れる寿司を見ていたら、目移りしまくって

普段は手に取らないカリフォルニアロールに手を伸ばしてみたりする事もある。

恋愛みたいじゃないの…私は鯵(普通だけど新鮮)がタイプ、ありふれてて沢山回ってる。
だから、まーガツガツ食べる事もないか!後でイイやーとパスして平目(アッサリ淡白)に行く
続いて「本日のオススメ」のヒラマサとホウボウを立て続けに平らげて、赤貝にイカも食べる。
もうそろそろ10枚目だわねぇーそろそろ好物の鯵を食べようかと見回すと(アレ?無いじゃん…)
仕方なく中の寿司職人さんに「鯵お願いしまーす!」寿司職人「あっ鯵終わってしまいましたー」ガーン!

そうね例えるなら10人並みの普通の人だけど 飾らずに本音で付き合える良い男友達みたいな
多分自分も鯵みたいな人間なので相手に対して緊張も背伸びもせずに会える相手だった…とか?
(ふぅーん、そうなんだ。会社の後輩OLと出来ちゃった婚なんだー。また随分と手近だな…オィ!)
そうね、多分タイミングが合わなかったって感じなのかもしれないわ。次行こう!次ー!
ホラホラまだ中トロ君が残ってる、ちょっとマザコンぽくてナルシストだけど育ちは悪くない印象よね。
中トロを食べてみた。大トロほどじゃないけど、この終盤に来て既に腹八分目…ちょっと重いわぁ~。
コレが20代の頃なら、まだ腹半分の余裕はあったはずなのに…今の私には後ラスト1枚だわね。
最後はやっぱり華々しくウニ様を食べようかな?回ってないから職人さんにオーダーするか。

「ウニお願いしまーす!」寿司職人「はーい!少しお待ち下さーい」 (えぇ、ウニなら待ちますとも♪)
待つこと数分遅れて来たウニ王子様♪(んっ?何か顔色が悪くないですか?肌のキメも荒れてる…)
でもココでは大トロと双璧を成すウニ王子。きっと一口食べれば、私を幸せにしてくれるはずよ…。
(うぅっ…何か風味が落ちてる)鯵の4倍の値段だから期待値も4倍なのに…でもコレは鯵に負けてる…。

きっとそれは生食用の旬であればの価格(価値)なのよ。旬が長い人も居れば短い人も居る。
生しらす&生桜海老なんて、その旬の短い時間に輝くロリコンにも近い存在。
高校出て早々と出産し、割とヤンママになって派手な姿でベビーカー押してたりする。
かと思えばマグロなんて冷凍技術のお陰で、釣ったのが数ヶ月前でも大差ない味。
中には回遊魚なのに幼稚園から私立で養殖ネットの中の仲間しか知らずに生きるマグロ達もいる。
もちろん世間的には天然物は帰国子女枠で優位、出身港(大間など)には付加価値も付く。

地魚である鯵や鰯なんかは地元の信用もあって、きっと安心の鮮度と美味しさが約束されてるのね。
大トロさんに触れないのは、私のイメージは元運動部で今は止めて脂のってるギラギラ男だから。
もちろんギラ男には「引っ張って行ってくれるタイプ」好きや同属のギラ女などファンが沢山居る。
取り巻き女にチヤホヤされてる天狗男はオレ様系だし、争ってまで手に入れるのは面倒臭いし
貴方って素敵!最高!って機嫌取りするのも面倒臭い。
イカやタコにもマニアックな根強いファンが居るし、貝類の幅広い個性的な味もハマると大変だ。
煮アナゴの柔軟性と優しい甘さに触れたら、疲れた時は甘やかされたくなるだろなぁ~。

 

そんな事を妄想してるうち見過ごした皿を 隣のヤツに浚われて思う。

ただ通り過ぎるだけの皿(人)と手に取る皿(人)そして最後の〆の皿(人)

高級寿司店は 周囲からの見合い結婚(遊び半分では出来ない)な雰囲気。

でも世の中には色んな食べ物があるから、きっと色んな例えもあるでしょう。

ビュッフェ(バイキング)へ行き色々味見して、自分好みな物だけ食べまくるとか

二郎なら1杯のラーメンだけで終わってしまう…それはそれでアリだわね。